英文の構造解析の要諦Ⅱ-句と節

単語から句への展開

前回の翻訳サービスのブログ記事で、英文は単語だけで構成されていることは稀で、その多くは句や節を含むと述べました。ぞの続きとして、まずは句から解説したいと思います。英語の句とはどのようなものなのでしょうか。

とは2語以上から成る 語群(Word-group)が1 つの品詞として働くもので、その中に主語と動詞(SV)を含まないものを指します。それゆえ、句はそれが持つ品詞としての働きさえわかれば、句を形成する語群を一塊にして単語と同じように扱えます。

また、単語に8つの品詞があるのに対応して、句にも8つの種類があります。それは、名詞句、代名詞句、動詞句、形容詞句、副詞句、前置詞句、接続詞句、間投詞句の8つですが、この中で英文構造解析の視点から重要なのは名詞句、形容詞句、副詞句の3つだけです。

なぜなら、代名詞句(each otherなど)、動詞句(make fun ofなど)、前置詞句(in spite ofなど)、接続詞句(as well asなど)、間投詞句(Hang it!など)は、太字で示したように、いずれも句が持つ品詞としての働きが何かを句を形成する語の品詞が示しているからです。それゆえ、句を形成する語を見れば、すぐに句が持つ品詞としての働きを特定することができます。

これに対して、名詞句(I like to read.)、形容詞句(This is a matter of great importance.)、副詞句(When did you live in that city?)は、太字の斜体で示したように、いずれも句を形成する語とは違う新しい品詞の働きを創造しています。それゆえ、 句を形成する語を見ても、句が持つ品詞としての働きを特定できないので、英文の構造解析をする際には、それを見極める必要があります。

さらに、名詞句、形容詞句、副詞句が英文構造解析的に重要な理由は、準動詞(不定詞、分詞、動名詞)がこれらの句のいずれかを形成するからです。実際の英文では準動詞が頻繁に使われるため、準動詞がつくる句の品詞としての働きを特定することは、英文の構造解析をする上で極めて重要です。

しかし、準動詞について説明すると長くなるので、それは次回の翻訳サービスのブログ記事で扱うことにします。ここでは、次に節について解説していきます。

単語から節への展開

とは2語以上から成る語群(Word-group)が1つの品詞として働くもので、その中に主語と動詞(SV)を含むものを指します。それゆえ、句と同様に、節はそれが持つ品詞としての働きさえわかれば、節を形成する語群を一塊にして単語と同じように扱えます。そして、節の種類は名詞節、形容詞節、副詞節の3つから成ります。

ところで、節が文と同様にSVを含むということは、節は文にもなれるということなので、文と節との関係が問題になります。実際、後述する等位節という概念は、節が独立した文の資格を持つということを前提とした考え方です。しかし、上述のように、節が一塊の語群の状態で品詞として働くためには、文の中に埋め込まれていなければなりません。このとき、文と節の関係は文が主で節が従となるため、この場合の節は従属節と呼ばれます。

That I am poor is well-known. 私が貧しいことは広く知られている。

上の例文では、太字の部分が従属節で、文の中では名詞節として主語の働きをしています。

文法書によっては、節には文全体の主語とその述語動詞から成る主節と、それに対して従属的な働きをする従属節の2種類があると説くものがあります。そして、この考え方に従えば、文から従属節を取り去った残りが主節であり、上の例文では「is well-known.」が主節になります。しかし、それだと「節は主語と動詞を含む」という考え方、元々の定義に反します。したがって、私は主節という考え方を採用しません。理屈っぽいと思われるかもしれませんが、こういうところを論理的にきっちり詰めていかないと、論理的に首尾一貫した文法理論を構築することはできません。だから、私は理屈に合わないものは常に排除して考えています。

節が文の中で1 つの品詞として働くものである以上、それは文の一部として組み込まれていなければなません。そして、そうであれば節はすべて(主文に対する)従属節であるという結論になります。また、主文と同じくSVを持つ節を主文と区別するための目印、それが従属節であることを示す目印も必要になります。そして、実際の英文では、接続詞、関係詞、疑問詞が節の先頭に来て、それ以降が従属節であることを示す目印として機能しています。

ちなみに、上の例文に出て来た接続詞thatは従属節を導くので、従属接続詞と呼ばれています。thatは最も頻出する従属接続詞ですが、それ以外の従属接続詞、関係詞、疑問詞も従属節を導きます。次に、それらの例文について見ていきます。

従属節の例文

名詞節

Everybody knows That I am poor. あらゆる人が、私が貧しいことを知っている。

先程の例文では従属接続詞thatが名詞節を導き、それが主語の働きをしていましたが、この例文では同じthatが名詞節を導き、それが目的語の働きをしています。

Whether she is alive or not is unknown. 彼女の安否はわからない。

この例文では疑問詞whetherが疑問詞節を導き(従属接続詞whetherが間接疑問の名詞節を導き)、それが主語の働きをしています。ちなみに、疑問詞を用いた特殊疑問文の名詞節間接疑問文、または疑問詞節と言いますが、この間接疑問文の疑問詞は一種の従属接続詞で、これが導く節はすべて平叙文の構造を持っています。

He asked how much this product was.  彼はこの製品はいくらかと聞いた。

この例文では疑問詞howが疑問詞節(名詞節)を導き、それが目的語の働きをしています。

Don’t put off till tomorrow what you can do today. 今日できることを明日まで延ばすな。

この例文では関係詞(関係代名詞)whatが名詞節を導き、それが第3文型の目的語の働きをしています。ちなみに、関係詞(関係代名詞)のwhatが導く関係詞節(名詞節)「what you can do」は、「the thing which you can do」と同義であり、先行詞(the thing)がwhatに内包されています

He told me what she didn’t know. 彼は私に彼女が知らない事を教えてくれた。

この例文では関係詞(関係代名詞)whatが関係詞節(名詞節)を導き、それが第4文型の直接目的語の働きをしています。

I’m interested in what he said. 私は彼が言ったことに興味がある。/私は彼が何を言ったかに興味がある。

この例文では、whatを関係詞(関係代名詞)と捉えると、それが導く関係詞節の文意は「私は彼が言ったことに興味がある」になります。一方、whatを疑問詞(従属接続詞)と捉えると、それが導く疑問詞節の文意は「私は彼が何と言ったかに興味がある」になります。

形容詞節

I have never seen the picture which she took. 私は彼女の撮影した写真を見たことがない。

この例文では、関係詞(関係代名詞)whichが形容詞節を導き、それが先行詞the pictureを修飾しています。

Do you know the man who is sitting on the chair? あそこの椅子に座っている男を知っていますか?

この例文では、関係詞(関係代名詞)whoが形容詞節を導き、それが先行詞the manを修飾しています。

Have you ever been to the house where the two elderly people live? 老人二人が住んでいるあの家に行ったことはありますか?

この例文では、関係詞(関係副詞)whereが形容詞節を導き、それが先行詞the houseを修飾しています。

I don’t know the reason why he hates me. 彼が私を嫌う理由がわからない。

この例文では、関係詞(関係副詞)whyが形容詞節を導き、それが先行詞the reasonを修飾しています。

I got the information that he gave me. 私は彼から情報をもらった。

この例文では、関係詞(関係代名詞)thatが形容詞節を導き、それが先行詞the informationを修飾しています。

I got the information that he was getting married.  私は彼が結婚するという情報を得た。

この例文では、従属接続詞thatが名詞節を導き、それが目的語のinformationと同格関係になっています。このthatは、いわゆる同格のthatと呼ばれる従属接続詞で、上の例文の関係代名詞のthatと混同しやすいので注意が必要です。両者の違いは、同格のthatが導く節の中では文の要素が完結しているのに対して、関係代名詞のthatが導く節の中では文の要素が欠如している(上の例文では第4文型の直接目的語)ことにあります。そして、その欠けた部分先行詞として関係代名詞のthatの前に出て来ているのです。

副詞節

When I came home, she was sleeping. 私が帰宅したとき、彼女は眠っていた。

この例文では、従属接続詞whenが副詞節を導き、主文の動詞を修飾してその動作が起きるを表しています。そして、従属接続詞whenが導く副詞節の中の時制は、主文と同様に過去形になっています。しかし、次の例では注意が必要です。

When I get there, I will call you soon. 私がそこに着いたら、すぐにあなたに電話するつもりです。

この例文では、主文の時制は未来形ですが、従属接続詞whenが導く副詞節の中の時制は現在形になっています。次の例でも、同様な現象が見られます。

Even if it rains tomorrow, I must go out. たとえ明日が雨だとしても、私は出かけなければならない。

この例文では、従属接続詞even ifが副詞節を導き、主文の動詞を修飾してその動作が起きる条件を表しています。そして、時の場合と同様に、主文の時制は未来形ですが、従属接続詞if導く副詞節の中の時制は現在形になっています。このように、時や条件を表す副詞節の中では、未来のことでも現在形を使って表します。これは、副詞節特有のルールですから、しっかり覚えておきましょう。

ところで、なぜ時や条件を表す副詞節の中では現在形を使うのでしょうか。実は、この現在形古代英語の〈仮定法現在〉の名残です。しかし、このことを説明すると長くなるので、いずれ叙想法(仮定法)を扱うときに解説したいと思います。ここでは、時や条件を表す副詞節と名詞節との比較を以下に載せておきますので、参考にしてください。

If it is sunny tomorrow, we will go on a picnic. もし、明日天気が良かったら、私たちはピクニックに行くつもりです。

I don’t know if it will rain tomorrow. 私には明日雨が降るかどうかわかりません。

上記の2つの例文において、従属接続詞ifは上の文では副詞節を導き、下の文では名詞節を導いています。そして、上の文では主文の時制は未来形ですが、従属接続詞ifが導く副詞節の中の時制は現在形になっています。これに対して、下の文では主文の時制は現在形ですが、従属接続詞がifが導く名詞節の中の時制は未来形になっています。

He denied it because he did nothing on this matter.  彼はこの案件には関係ないのでそれを否定した。

この例文では、従属接続詞becauseが副詞節を導き、主文の動詞を修飾してその動作が起きる原因・理由を表しています。

She talks as if she knew everything. 彼女はまるですべてを知ってるかのように話します。

この例文では、従属接続詞as ifが副詞節を導き、主文の動詞を修飾してそれが示す状態の様相を表しています。なお、従属接続詞as ifが導く副詞節の中のknewは叙想法遠隔(仮定法過去)の動詞なので、この副詞節の時制は現在です。as ifについては、叙想法を扱うブログ記事で別途解説します。

以上、従属接続詞、関係詞、疑問詞の各語が導く従属節の例文を見てきました。しかし、実際の英文では文と節との関係が主と従ではなく、節が完全な文としての資格を持って、文と対等の関係で結び付いている場合もあります。次は、この点について解説します。

等位接続詞と単文、重文、複文、混文

従来の英文法では、等位接続詞で2つの節を結んだ場合、両者の間に主従関係がないため、それぞれが独立した文としての資格を持つと考えて、これを等位節と呼んでいます。しかし、節が文としての資格を持つのであれば、節ではなく文として扱えば良いわけで、等位節のような余計な概念を省いていくことが英文法をシンプルかつ論理的に理解するコツです。

ただし、等位接続詞という概念は使用します。等位接続詞とは語であれ、句であれ、文であれ、2つの対等なもの同士を結び付ける接続詞です。そして、等位接続詞は結び合わされる語、句、文の中間に置かれます。また、対等な文と文をつなぐ場合は、等位接続詞の前にカンマ(,)を置くのが普通です。けれども、文が短いときはこれを省くことがあります。

I am poor, but I am happy. 私は貧しいが、(私は)幸福である。

上の例文ではbutが等位接続詞ですが、このように等位接続詞は2つの対等な文の中間に置かれ、文の中には含まれません。また、主な等位接続詞としては、butの他に、and、or、for、soなどがあります。そして、これらの等位接続詞でつながれた文は、すべて重文と呼ばれています。

これに対して、上で見たような従属節(名詞節、形容詞節、副詞節から成る)を含む文は複文と言います。そして、節を含まない文を単文と言いますが、この単文と複文、または複文と複文が等位接続詞でつながれた文は混文と呼ばれています。

He can neither see nor hear, but I know he can play the piano. 彼は目も見えず、耳も聞こえないが、私は彼がピアノを弾けることを知っている。

この例文では前半が単文、後半が複文で、それらが等位接続詞butで結ばれているので、文全体としては混文になっています。

I think that he will come soon, but I can not wait here so long, as it is getting late. 彼は間もなく来るとは思いますが、時間が遅くなってきているので、私はここでそう長くは待てません。

この例文では、2つの複文が等位接続詞butで結ばれているので、文全体としては混文になっています。

ところで、重文では等位接続詞が2つの対等な文をつなぎますが、継続的用法(非制限用法)の関係詞(関係代名詞、関係副詞)も等位接続詞と考えることができます。それゆえ、この継続的用法も含めた関係詞の2つの用法について次に解説します。

関係詞の2つの用法

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関係詞(関係代名詞、関係副詞)の用法には、限定的用法(制限用法)と継続的用法(非制限用法)の2つがあります。

限定的用法

限定的用法とは、上で見た関係詞が形容詞節を導き、それが先行詞(名詞)を修飾してその意味を限定する用法です。

関係代名詞

限定的用法の関係代名詞は、それが導く形容詞節の中で主語、目的語、補語、所有格のいずれかの働きをします。つまり英語では、文の中の主語、目的語、補語、所有格のどれかを関係代名詞に置き換えて、これを先頭に出すだけで、先行詞(名詞)を修飾する形容詞節ができ上がるわけです。

She married a man whom people thought to be her enemy. 彼女は、人々が彼女の敵だと思っていた男と結婚した。

この例文の関係代名詞whomは、それが導く形容詞節の中では不完全他動詞thoughtの目的語の働きをます。

The house whose roof was blown off by the storm belongs to him. 嵐で屋根を吹き飛ばされた家は彼のものだ。

この例文の関係代名詞whoseは、それが導く形容詞節の中では主語roofを修飾する所有格の働きをします。

関係副詞

一方、限定的用法の関係副詞は、それが導く形容詞節の中で副詞の働きをします。

He was brought up in the place where he was born. 彼は生まれた場所で育てられた。

この例文の関係副詞whereは、それが導く形容詞節の中でwas bornを修飾する副詞の働きをしています。この形容詞節の成立過程を見ると、まず「He was brought up in the place.」と「He was born there.」という2つの文があり、後文の副詞thereは前文の副詞句「in the place」の言い換えで同じものを指しています。そして、このthereが関係副詞whereとなって後文の前に出ることで形容詞節をつくり、それが前文の先行詞the placeを修飾しているわけです。

以上が関係詞(関係代名詞、関係副詞)の限定的用法であり、そこでは関係詞(関係代名詞、関係副詞)が導く形容詞節が先行詞を修飾してその意味を限定しています

継続的用法

関係詞(関係代名詞、関係副詞)の継続的用法は先行詞に単に補足的な情報を追加するだけの用法であり、この用法の関係詞の前にはカンマ(,)を置くのが普通です。

関係代名詞

関係代名詞の中で継続的用法を持つのはwhoとwhichだけです(thatは継続的用法を持ちません)。そして、これらの関係代名詞が2つの文を接続したときは、後文が理由、譲歩を意味することが多いので、以下のように[接続詞+代名詞]に書き換えることができます。

I like this book, which my father gave me (and my father gave it to me). 私はこの本が好きだが、これは父が私にくれたものだ。

I like this book, which my father hates (but my father hates it). 私はこの本が好きだが、父は嫌っている。

I will employ Mr. A, who can speak English well (for he can speak English well). 私はAくんを雇うつもりだ、英語がうまく話せるからね。

関係副詞

一方、関係副詞の中で継続的用法を持つのはwhenとwhereだけです(why、how、thatは継続的用法を持ちません)。そして、継続的用法の関係副詞は、以下のように[接続詞+副詞]に書き換えることができます。

He went to Tokyo, where he stayed for a week (and he stayed there for a week). 彼は東京に行って、そこで一週間滞在した。

He stayed in Tokyo for a week, when he left for Kyoto (and then he left for Kyoto). 彼は東京に一週間滞在し、それから京都に向けて出発した。

句と節を含んだ英文の構造解析

句を含んだ英文の構造解析

句と節を含んだ英文の構造解析について、まずは句から解説します。英文において最も見られる句は、前置詞が導く句です。そして、そもそも前置詞とは文の中にある他の語との関係を示す品詞であり、名詞の前に置き、それと一緒になって形容詞句、副詞句をつくる語なので、前置詞が導く句は形容詞句か副詞句のどちらかになります。

1.前置詞が導く句が副詞句であれば、文の要素ではないので一旦それを省いて考えます。

2-1.前置詞が導く句が形容詞句であり、その直前に動詞が来れば、それは主格補語なので、その文が第2文型であることがわかります。

2-2.前置詞が導く句が形容詞句であり、その直前に名詞が来るときは、その形容詞句が修飾する名詞の役割を見ます。その名詞が目的語であれば、その形容詞句は目的格補語なので、その文が5文型あることがわかります。しかし、その名詞が他の句や節の一部であれば、とりあえず無視してかまいません。

準動詞が導く句も英文ではよく見られますし、名詞句を導けるのは準動詞だけですが、その解説は次回のブログ記事に回します。したがって、ここでは次に節について見ていきます。

節を含んだ英文の構造解析

1.節には名詞節、形容詞節、副詞節の3種類がありますが、副詞節の場合は、文の要素ではないので一旦それを省いて考えます。

2.形容詞節の場合、それを導けるのは関係詞だけです。そして、その関係詞の前にカンマ(,)があれば、それは継続的用法なので、その文が重文であることがわわかります。その関係詞の前にカンマ(,)がなければ、それは限定的用法なので、その文は複文になります。そして、関係詞が修飾する先行詞(名詞)の役割を見て、その先行詞が主文の中で主語か補語の働きをしていれば、そこから文型を判別していきます。その先行詞が他の句や節の一部であれば、とりあえず無視してかまいません。

3-1.名詞節の場合、それを含む文はすべて複文になります。そして、名詞節が文頭に来るときは文の主語になるので、その直後の動詞を見て文型を判別していきます。

3-2.名詞節動詞の直後に来るときは目的語主格補語になるので、その名詞節と主語との間に同等関係があるかどうかを見ます。同等関係がなければ、その名詞節は目的語になるので、その文は第3文型であることがわかります。同等関係があれば、その名詞節は主格補的語になるので、その文は第2文型になります。

3-3.名詞節名詞の直後に来るときは、その名詞の役割を見ます。その名詞が目的語であれば、名詞節は直接目的語目的格補語になるので、名詞節と目的語との間に同等関係があるかどうかを見ます。同等関係がなければ、その名詞節は直接目的語になるので、その文は第4文型であることがわかります。同等関係があれば、その名詞節は目的格補的語になるので、その文は第5文型になります。

3-4.名詞節が他の句や節の一部であれば、それは文の要素ではないのでとりあえず無視してかまいません。

以上、句と節を含んだ英文の構造解析について見てきました。実際の英文の多くは句や節を含んだ構成になっているので、それを踏まえた構造解析は非常に実践的だと言えます。ここまで読んでいただいたので、「英文がどんな長文であろうと、5文型と4品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞)さえ理解すれば、その構造を簡単に読み解くことができる」ということがかなり腑に落ちたのはないでしょうか。

ただし、この記事では準動詞に関する解説を避けて、その作業を次回の翻訳サービスのブログ記事に持ち越しました。次回の記事まで読んでいただければ、「英文がどんな長文であろうと、5文型と4品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞)さえ理解すれば、その構造を簡単に読み解くことができる」ということが完全に腑に落ちると思います。乞うご期待!!

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